【第4話】ネガティブな感情は心の警告ランプ
前回は、日常のちょっとした「違和感」が、心のクセや無意識のサインであるという話をしました。
今回はその違和感に「どう向き合えばいいか」について、お話しします。
■ネガティブな感情って、悪いもの?
「イラッとする自分が嫌い」
「怒ってばかりで、ダメな親だと思ってしまう…」
あなたや生徒さんが、こんな風に“ネガティブな感情”を否定したくなったことはありませんか?
でも、それって本当に「悪いもの」なんでしょうか?
■たとえるなら、車の“警告ランプ”
想像してみてください。
車の運転中、ダッシュボードに小さな警告ランプがピコッと光りました。
「エンジンに異常あり」
「タイヤの空気圧が低下しています」
そんな表示が出たとき、あなたはどうしますか?
「うわ、やだな…」と一瞬思うかもしれませんが、
無視せず、どこに不具合があるのかを確かめようとしますよね。
それと同じで、“ネガティブな感情”は心の警告ランプなんです。
■「ネガティブ」と名づけただけで、遠ざけてない?
たとえば、
・予定が狂ったときに感じる「イライラ」
・人の一言が引っかかったときの「モヤモヤ」
・誰かの成功を見たときの「ザワザワ」
これらはすべて、「心が本来の状態からズレてますよ」という“お知らせ”なんです。
でも私たちは、それらに対して、
「こんなこと、思っちゃダメだよね」
「怒るなんて大人気ない」
…と、“なかったこと”にしてしまいがち。
それでは、せっかくのサインを見逃してしまうことになります。
■感情は「敵」ではなく「味方」
このメソッドでは、
“感情を否定する”のではなく、
“感情と会話する”ことを大切にしています。
湧き上がった感情に対して、こう語りかけてみてください。
「今、私の中に何が起きてるの?」
「どこに、心のズレがあった?」
「このサイン、何を教えてくれてる?」
感情は、あなたを困らせる“敵”ではなく、
あなたの中に眠る“思い込み”や“未処理の記憶”を知らせてくれる“味方”なんです。
■「気づき」こそが、変化のスタート
ネガティブな感情を否定せず、ただ「気づく」。
それだけで、心は少しずつ整い始めます。
これが、セッションの中では見えづらかった“無意識”の領域を、
日常のなかで見つけていく──このメソッドの根本的なアプローチです。




