第1話:妻の大病と自然療法との出会い
人の悩みに向き合った時、これまで学んできた「常識」や「理論」では、どうしても解決できない壁にぶつかることがあります。
今日の物語は、私自身が人生最大の困難に直面し、そこから、全く新しい“ものの見方”と出会う、全てのメソッドの「原点」となったお話です。
私たち夫婦が30代の時でした。
最愛の妻が大病を患い、看病にきた一人が「自然療法」に関する本を置いていきました。
「パパ!私、自然療法を勉強したい!」
すべては、この一言から始まりました。
当時はまだ「オーガニック」ではなく「有機」という言葉が一般的な時代。
今のような“コミュニティ”という概念もなく、共感する人たちが集まりながら、やさしい食事や植物の力で整える”お手当て”を実践して学んでいました。
たとえば、びわの葉を体に当てて整える、キャベツの葉を額にのせて熱を冷ます、野菜をすりつぶして湿布にする…
初めて知ったときは驚きの連続でしたが、不思議と体が整っていく感覚があり、「自然のものって、こんなふうに体に働きかけてくれるんだ」と実感したのです。
夫婦で「これからは自然のものと関わりながら人生を再スタートしたいね」と語り合っていた頃、ある日、白髪が気になっていた私に妻がふと一言。
「パパ!葉っぱで髪が染まるらしいよ!」

ビワの葉:温灸やお茶にハマり今でも愛飲中 ☕
この体験から、私の「ナチュラリストの旅」がはじまりました。私たちの体には、本来、自らを整えようとする力が備わっていること。そして、自然のものは、その力を優しく、しかし確実に後押ししてくれるのだ、と。
この「自然の力で、人を整える」という発見。
そして、最愛の妻がくれた、この何気ない一言。
ここから、私の人生を大きく変えることになる「ヘナ」との、長い旅が始まるのです。




